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先行手摺足場とは?メリットやガイドラインについても紹介!
村上建設は、社員が安心して働ける環境を整えております。
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「先行手摺足場とは?先行手摺のメリットって何?」このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。先行手摺は安全な作業環境を確保するために重要です。
そこで本記事では、先行手摺について詳しく解説します。先行手摺足場が推奨される理由や具体的なメリット、種類についてもまとめているので参考にしてください。
先行手摺足場とは?
足場の先行手摺とは、手すり先行工法と言われており、足場を組み立て・解体の際に先行して手すりを設置する方法です。手すりがある状態で安全に作業できるため、足場の設置が必要な建築現場などで先行手摺が採用されています。
足場を組み立てる際、墜落や転落などの事故に注意しなければなりません。建設業における死亡災害の約4割が墜落による事故です。墜落のうち、足場が原因となる事故が約2割となっているため、安全な足場を設置する必要があります。
先行手摺のメリット
先行手摺には、さまざまなメリットがあります。ここからは、先行手摺の具体的なメリットを紹介します。
墜落・転落事故の防止
足場の設置において、一番多い事故が組み立てや解体の際の墜落で、2~3段目を設置する際にバランスを崩して墜落するケースも少なくありません。
手すり先行工法は、足場の組み立てや解体、変更する際、常に手すりがある状態で作業を進められるため、足場からの墜落を防止できます。最上段でも常に手すりがある状態で作業でき、墜落の危険性もなくなります。
案全帯を取り付ける手すりがあるため、作業員の転落事故を減らすことも可能です。国を挙げて先行手摺工法の定着を推進して、転落事故を減らすことを目指しています。
安全な作業環境の確保
先行手摺工法を採用することで、安全な作業環境を確保できます。安全な作業環境を確保することで、作業員も快適に作業を進められます。
幅木や隙間塞ぎ板を使用することで、転落や墜落事故だけではなく飛来や落下も防止できます。
先行手摺に関するガイドラインとは
厚生労働省より足場からの転落や墜落防止のための対策をとりまとめた、手すり先行工法に関するガイドラインが平成15年4月に策定されています。
先行手摺に関するガイドラインには、実際の建設現場で行われている先行手摺の事例をもとに、墜落事故防止のために望ましい対策がまとめられています。
他にも、働きやすい足場の基準も示されており、ガイドラインに記載された内容を正しく実施することで墜落事故を防止する効果が期待できます。
村上建設は東京を中心に、大型施設の建設工事を行っています。
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先行手摺工法の種類
ここからは、先行手摺工法の種類を紹介します。先行手摺工法は、大きく分けて3つの方式に分けられます。
種類①手すり先送り方式
手すり先送り方式とは、足場の組み立てや解体、変更の際に行われる方式です。足場の最上段に作業床を設置する際に手すり先送り方式を利用します。
最上段まで伸びた支柱にスライド式の手すりを取り付けていきます。手すりは最上段まで取り付け、しっかりと固定します。手すり先送り方式は作業しやすい姿勢で設置できるため、体への負担も軽減できます。
種類②手すり据置方式
手すり据置方式は、手すり先送り方式と同様に足場の組み立てや解体、変更の際に行われる方式です。
最上段を設置する前に、据え置き型の手すりや手すり枠を持ち上げて、ホルダーに取り付けながら設置します。足場の片側のみに設置されるケースが多いです。
種類③手すり先行専用足場方式
手すり先行専用足場方式は、最上段に作業床を設置する前に手すり機能を持つ部材を設置する方法です。最上段の一段下の端から順番に設置していきます。
手すり先行専用足場方式で使用される手すりには、手すりが建わくと一体になっているタイプと、専用の建わくと手すりわくとの組み合わせによるタイプの2種類が主です。
おわりに
先行手摺足場について詳しく解説しました。
先行手摺とは手すり先行工法とも言われており、足場の組み立てや解体、変更の際に先行して手すりを設置する方法です。常に手すりがある状態で作業を進められるため、足場からの墜落や転落事故を防げます。
厚生労働省から先行手摺に関するガイドラインが策定されているため、内容を確認して安全な足場を設置しましょう。
村上建設は、東京都心のオフィスビル、学校、大学施設、病院、商業施設など、 超高層や大型施設の新築案件の建設工事を行う会社です。
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