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足場の種類を知ろう!それぞれの役割や足場の部材について解説!
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足場には、さまざまな種類があります。
適切な足場選びは事故を防げ、安全で効率の良い作業につながるでしょう。
また、足場で使用する部材を知っておくと、使用目的に合った部材の選択ができます。
今回ご紹介するのは、足場の種類やそれぞれの役割、足場で使用する部材についてです。
足場の種類や部材について詳しくなりたい方は、本記事を参考にしてください。
足場の種類とそれぞれの役割
建設作業に必要不可欠な足場は、建設作業場の広さなどによりその場に適した足場選びが大切です。
以下では、足場の種類と特徴、それぞれの役割について解説します。
足場の種類と特徴
足場の種類と特徴は以下の通りです。
足場名称 | 特徴 |
単管足場 | 支柱となるパイプを組み合わせた足場
柔軟に形状を変化させられる |
くさび足場 | 部材同士の連結部をくさびで固定する足場
短時間、簡単に設置や解体ができる |
枠組み足場 | 鉄製の建て枠とアンチを組み合わせた足場
低層から高層まで対応できる |
吊り足場 | 建物の上部から吊るして設置する足場
下から積み上げ困難な場所にも対応できる |
移動式足場 | キャスター付きの足場
自由に移動や高さ調節ができる |
単管足場の場合、作業床となる板(アンチ)を敷かないため、2本のパイプの上で作業をします。
戸建て住宅の塗装工事でよく採用される足場です。
くさび足場の「くさび」は、金具を意味します。
くさびをハンマーで打ち込み、部材同士を接続する足場です。
外装塗装工事では主流の足場といってもよいでしょう。
幅広い足場で重宝され、「門」の字に溶接された建枠に部材(ジャッキや筋交など)を組み合わせる足場を、枠組み足場といいます。
アメリカから輸入した足場のため、「ビティ足場」とも呼ばれます。
吊り足場は、鉄骨の梁などに吊り部材を使用し作業床を支える足場です。
吊り足場の設置現場には、「足場の組立等作業主任者」を配置しなくてはいけません。
移動式足場は、下部にキャスターが設置された、自由に移動が可能な足場です。
枠組み足場と同じ構造に、手すりやはしごを設置し昇り降り機能を搭載した足場は、「ローリングタワー」と呼ばれます。
足場の役割
足場には種類がたくさんありますが、それぞれ使用に適する場所が異なります。
各足場の使用に適する場所は以下の通りです。
足場名称 | 使用に適する場所 |
単管足場 | 隣の建物が近く間隔が狭い建物の工事
低層建物の建築や塗装工事 |
くさび足場 | 一般的な建物、短期間の工事
地上45m程の建築や塗装工事 |
枠組み足場 | 橋梁や建築、大規模な修繕工事
地上45m程の高層建物工事 |
吊り足場 | 橋梁、工場設備、溶接工事
鉄骨造の大規模な建築工事 |
移動式足場 | 設備、配管、塗装工事
天井や壁の仕上げや躯体以外の工事 |
単管足場は、狭い場所での組み立てや職人の背丈に合わせ高さ調節をしたい場合に活躍します。
万が一部材が足りなくなっても、ホームセンターですぐに揃えられる手軽さが利点です。
耐久性やコスパの良さ、安全性の高さを重視し短時間で作業する足場設置の場合は、くさび足場を選びましょう。
ハンマーで叩いて部材を固定するため、騒音が響いても問題ない環境かをしっかりと確認すると良いです。
枠組み足場は、クレーン車を入れるスペースが確保できる、高層ビルなどやマンションの建設に適した足場です。
また、短時間のくさび足場に比べ強度な部材を使用するため、安全性に優れ長時間の高所作業も安心して行なえるでしょう。
下に川が流れている、高所で水平方向に工事をするなどの場合には、吊り足場が採用されます。
十分な広さが確保できない場所でも設置できるのが便利です。
移動式足場は、一定の場所にとどまらず、場所を点々と移動しながら行なう作業に適しています。
キャスターブレーキをしっかりとかけ安全に配慮すれば、一度の組み立てで移動や調節も楽にできるためとても便利な足場です。
足場で使用する部材
足場では、使用目的によってさまざまな部材を使い分けます。
足場で使用する部材の種類と特徴は、主に以下の通りです。
部材名称 | 特徴 |
支柱 | 足場を支える鉄製パイプ |
アンチ | 足場の床に敷かれる作業床 |
ブレス | 支柱間に取り付ける斜材 |
手すり | 落下防止対策として支柱に入れる銅管 |
ジャッキ | 足場の高さ調整をする敷板 |
ブラケット | アンチを支える直角三角形型の資材 |
支柱は、こぶと呼ばれる緊結部にくさびを打ち込み使用します。
種類が豊富なため、組み合わせによってさまざまな高さの建物に対応できるのが特徴です。
足場板や踏板と呼ばれるアンチは、足場内の床部分に敷かれ、高所での作業時には無くてはならない存在です。
長さや幅の種類が豊富なため、組み合わせ次第でさまざまな広さをつくり出せるでしょう。
足場の揺れの防止など、足場の耐震性を高める場合に使用する部材をブレスといいます。
支柱同士に対して斜めに取り付けるので、より安全に建設作業が行なえるでしょう。
落下防止対策として大切な手すりは、支柱のこぶに銅管を打ち込み使用します。
組み合わせ次第で、足場に合った長さに調節が可能です。
ジャッキは足場の安全性を高めるのに欠かせないアイテムです。
足場の最下部に取り付けるジャッキを「ジャッキベース」といい、垂直や斜めの向きで設置し、ネジを回して足場の高さを調節します。
狭い場所での足場組み立てでは、ブラケットが活躍するでしょう。
二側足場の設置スペースがない場所に一側足場を組み立てる際に欠かせない部材です。
まとめ
足場にはさまざまな種類があります。
使用に適する場所も異なるため、設置場所に合わせて適切な足場選びが必要です。
また、足場で使用する部材もたくさんの種類があります。
それぞれの特徴を抑えておくと、足場の安全性を高めたり場所に合わせて調節できたりと、その場所にあった足場づくりができるでしょう。
足場の種類や特徴をおさえたい方や足場の部材を把握しておきたい方は、本記事を参考にしてください。
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