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セメントとモルタルの違いと使い分け方 DIY初心者必見の基礎知識

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株式会社 村上建設 セメント モルタル 違い

セメントとモルタルとは?

セメントは土木関係で使われるイメージがありますが、歯科医でもセメントという言葉が使われているように、水に練って使う結合剤を総称した呼び名です。

特に土木関係で使われるセメントは、原材料は粘土や石灰石であり、モルタルやコンクリートの材料となるもので、単体で使用されることはほとんどありません。

一方、モルタルの方は、セメントに砂と水を加えてつくられた建築材料です。
柔らかくて扱いやすい性質のためさまざまな用途に使用されています。

例えばレンガやブロックを積み上げる際に、間にモルタルを塗って接着させます。
また、タイルを張る際の下地としてモルタルが使われることも。
さらに、コンクリートの表面に仕上げとして塗られる場合もあるようです。

セメントとモルタルの違い

セメントはコンクリートやモルタルを接着させるための素材となるものです。
何をどういった割合で混ぜ合わせるかによって、強度の異なる建材をつくることができます。また、粉末状のため、持ち運びに便利です。
そのため、使用する現場に持ち込んでから建材をつくることができます。

一方、モルタルの方は、セメントに水と砂を練ったもののことです。
モルタルのメリットには以下のものがあります。

1.耐火性がある
モルタルは耐火性があるため住宅の壁や床にも使われます。

2.柔軟性がある
モルタルはコンクリートに比べると強度は劣りますが、ペースト状で柔軟性があるのでブロックや石の接着剤としての働きもあります。

3.おしゃれで高級感がある
モルタルには継ぎ目がないため、きれいで高級感のある壁に仕上げることができます。

4.着色できる
セメントは灰色の粉末ですが、モルタルは着色が可能です。
手作りでオリジナリティのあるあたたかいデザインのものが作成できます。

5.熱を通さない
材料が熱を通しにくいので、金属の壁のように室内が暑くなることはありません。

6.耐火性がある
モルタルには耐火性があるため、キッチンなどでもよく使われます。

モルタルのデメリットとしては以下のものがあります。

1.防水性が低い
壁や床に使用する場合、表面に撥水加工や防水のための塗装が必要です。

2.コストが高くなる
モルタルは、手作業で塗装されるため、施工期間が長くなりがちで、そのためコストもくなります。

3.職人の腕に左右される
モルタルの塗装のできばえは職人のスキルによって大きく変わってきます。

4.汚れやすい
モルタルの外壁は雨だれが付きやすく、劣化するとチョークの粉のような汚れが付きやすくなります。

5.ひび割れがしやすい
壁として使用する場合、ヒビ割れが起こりやすいこともデメリットのひとつでしょう。

6.防音性が低い
防音性が低いので、マンションによっては使えないところがあります。

村上建設は東京を中心に、大型施設の建設工事を行っています。
大きな現場に関わりたい、キャリアアップを目指したいという方はぜひ、ご応募お待ちしております!

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セメントとモルタルの使い分け方法

セメントは灰色の粉末の建築材であり、モルタルやコンクリートの材料となるものです。
そのため、セメントは単体で使用されることはほとんどありません。

セメントとモルタルの使い分けとしては、材料と完成品という関係になります。

モルタルはセメントに砂と水を加えてつくります。
ちなみに、コンクリートの場合は、セメントに砂、砂利、水を混ぜたものでつくられます。

コンクリートは強度があるのが特徴で、モルタルの強度はコンクリートには劣りますが、柔軟性があるのが特徴です。

コンクリートは、強度が必要なビルやマンションなどの構造部分、あるいは道路やトンネルなどに使用されています。

一方、モルタルの方は、柔軟性があるので接着剤や下地材としての役割を持ち、壁や床の仕上げなどによく使用されることが多いようです。

DIYにおけるセメントとモルタルの作り方・使い方

DIYにおけるセメントとモルタルの作り方や使い方をご紹介します。

1.セメントと砂をトロ舟に入れる

割合はセメント1に対して砂は2〜3程度です。
砂の割合を少なめにすると接着用に向きますし、砂の割合を多めにすると仕上げ材用に向きます。

2.セメントと砂をよく混ぜる

色むらが無くなるよう、しっかり混ぜます。

3.水を加えてよく練る

作業日の天候や気温、湿度などによって水の量を調節します。
湿気の多い日はモルタルが乾きにくいので、水分量を減らしましょう。
接着用に使う場合は水の量を多めにし、仕上げ材に使う場合は水の量を少なめにします。

4.コテを使って必要な場所に塗る

水で練って完成したらコテ板で取って、必要な場所に塗ります。
材料をよく混ぜ、使用目的に応じて水や砂の量を加減するのがポイントです。

セメントとモルタルを使ったDIYのアイデア

セメントやモルタルを使ったDIYのアイデア例をいくつかご紹介しましょう。

1.モルタル(セメント)デコハウス

モルタルデコの代表ともいうべきもので、ヨーロピアンでメルヘンチックなミニハウスはプランターにもなりますし、庭のオブジェにもなります。

2.モルタル(セメント)ブック

洋書の開いたページからイラストの多肉植物がまるで本物のように浮き出て見えます。
自宅のおしゃれなディスプレイにすることも可能です。

3.モルタル(セメント)デコの切り株

ナチュラルでかわいらしい世界観のある庭を演出できます。
モルタルはニスを塗って防水機能を持たせると、庭の常夜灯としても活用可能です。

DIYで失敗しないために知っておくべきこと

DIY リフォームで失敗しないためには、知っておくべきことがあります。
以下の3つのポイントをチェックして、満足のいくコンクリートやモルタルを使ったDIYを完成させるようにしましょう。

1養生しておく

塗料や傷がつかないように、作業の前にまわりの鍵や建材を養生しておきましょう。

2.ブルーシートで覆う

作業場所周辺を前もってブルーシートで覆っておけば、周辺を傷つけたり汚したりすることもありません。

3.相談窓口を調べておく

ホームセンターのDIYアドバイザーなど、失敗したときの相談窓口を調べておきましょう。

 

 

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