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無収縮モルタルの施工事例と無収縮グラウトやモルタルとの違いを紹介

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建築・土木工事などで使用されるモルタルはひび割れしやすいデメリットがあるため、構造上重要な場所に使用できません。
丈夫であり、構造上重要な箇所にも使用できるのが「無収縮モルタル」であり、モルタルとは異なり、ひび割れなどしにくいのが特徴です。

無収縮モルタルとは一体どのようなものなのか、モルタルや無収縮グラウトとの違いについて解説します。

無収縮モルタルの施工事例と無収縮グラウトやモルタルとの違いを紹介

無収縮モルタルとは | 収縮しないからひび割れしにくい

無収縮モルタルとは、その名の通り「収縮しないモルタル」です。
通常のモルタル(普通のモルタル)は硬化するときに収縮をしますが、無収縮モルタルは良質な砂と膨張剤を混ぜ合わせるので、若干の収縮はあるものの、普通のモルタルに比べて収縮しません。

収縮モルタルには「グラウト」「パッド」の2種類があり、グラウトはトロトロの液状になっており、主に充填用となっています。
パッドは固く練って機械据付時のパッド作成に使用されます。

無収縮モルタルとモルタルを比較

モルタルには「無収縮モルタル」「モルタル」の2種類があります。
それぞれどのような違いがあるのでしょうか?

無収縮モルタル モルタル
●    砂+セメント+水に膨張剤や減水剤が入ったもの

●    ひび割れが起きない

●    ひび割れに強いが乾燥しやすい場合はひび割れする

●    砂+セメント+水で練り合わせたもの

●    強度はセメントよりも高い

●    硬化する際に収縮するのでヒビが入る

無収縮モルタルと無収縮グラウトを比較

無収縮はモルタルだけでなく、無収縮グラウトもあり、無収縮モルタル同様の機能があります。
無収縮モルタルと無収縮グラウトについて比較しました。

無収縮モルタル 無収縮グラウト
●    砂+セメント+水に膨張剤や減水剤が建設資材

●    固まる前はとろみがある

●    乾燥するまでに時間がかかかる

●    普通のモルタルよりも高額

●    亀裂や空洞を埋める液体素材の総称

●    ガラス系・セメント系・合成樹脂製がある

●    仕上がりがキレイ

●    強度を保てる

●    経年劣化に強い

村上建設は東京を中心に、大型施設の建設工事を行っています。
大きな現場に関わりたい、キャリアアップを目指したいという方はぜひ、ご応募お待ちしております!

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無収縮モルタルの作り方を解説!

無収縮モルタルの作り方を紹介します。
無収縮モルタルの配合は、セメント1:砂2+水と膨張剤や減水剤が加えられます。
あらかじめ混ぜられた状態のものも販売されているので、それを用意すれば簡単に無収縮モルタルの完成です。

無収縮モルタルは、約4時間で硬化が始まるので、練り終わったらすぐに使用するようにしましょう。

無収縮モルタルは購入可能?

無収縮モルタルは自分で配合するのも可能です。
しかし、配合するのが面倒だと感じる方も多いため、無収縮モルタルがすぐできるように、配合されている商品も購入できます。

購入できる場所

無収縮モルタルは、気軽に購入が可能です。
Amazon・Yahoo!、インターネット、ホームセンター、工事用資材販売店で袋売りなどされています。

専門業者でなくても、DIYの作業の1つとして無収縮モルタルが手軽に使えるので、必要な方はお近くの購入可能店でチェックしてください。

価格

モルタルよりも価格が高いといわれている無収縮モルタルですが、その価格は以下の通りです。

商品名 価格(税込)
プレユーロックス(25kg):太平洋マテリアル 3,949円~
NBモルタル(25kg):陽光物産 2,079円~
超速乾60分モルタル(10kg×2袋):家庭化学 4,279円~
ウメール(1.5kg):家庭化学 571円~

無収縮モルタルの主な施工箇所3つ

無収縮モルタルとはどういうものか、作り方などを紹介しました。
無収縮モルタルの主な施工箇所はどこなのでしょうか?施工箇所と施工方法について詳しく紹介します。

1.基礎

無収縮モルタルの施工箇所としてまず挙げられるのが、基礎です。
流動性のある無収縮モルタルは均等に行き渡るのが特徴なので、地盤改良・岩盤補強・基礎の強化に無収縮モルタルを利用します。
地面と水平にする必要がある基礎部分に使用されています。

2.隙間

コンクリートの基礎部分と鉄骨柱のベース部分を結合する際にも無収縮モルタルを使用します。
無収縮モルタルを充填すると、コンクリートと結合してくれるのです。
これ以外にもひび割れ補修・鉄骨や鉄筋の充填剤として、隙間に充填すると、隙間にしっかりと埋めてくれます。

3.水密性が必要な場所

無収縮モルタルは、耐水性を高めたい場所にも利用されます。
コンクリートなどの施行で生じた細かい隙間や亀裂を修復するためにも、無収縮モルタルを使用し、耐水性を高めていくのです。

無収縮モルタルを施工する際の注意点2つ

無収縮モルタルを施行する際、何を注意すればいいのでしょうか。
注意する点を2つ紹介します。
施行する際ぜひ参考にしてください。

 1.温度管理 | 低温に注意

無収縮モルタルは温度管理に注意が必要で、特に低温には気をつけなければいけません。
以下の部分に注意をして使用するようにしましょう。

● 気温5度以下になる場合保温養生が必要
● 無収縮なので割れる場合もある

2.コストがかかる | モルタルより高い

無収縮モルタルは、性能がよいのでいろいろな部分に使用したくなりますが、費用が通常のモルタルよりも高くなってしまいます。
施工場所をチェックして、必要最低限の量だけ使用しましょう。

まとめ

無収縮モルタルについて、施工例や価格などについて紹介しました。
無収縮モルタルはモルタルよりも使用範囲が広くなるが、価格も高価になるので、使用の際は少量・必要箇所に使用してください。

自分で配合して無収縮モルタルも作れますが、市販の無収縮モルタルも販売されているので、気軽に使用する場合は購入をしてみましょう。

 

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